2026年9月12日(土)・13日(日)の中央競馬(JRA)は、阪神・中山の2場で計48レースが行われました。Sprint PaddockのAI予想(本命=SI Index1位)は、この48レースで単勝的中14レース=29.2%、複勝(本命が3着以内)54.2%。前週まで続いていた「重賞が勝ち切れない」という課題に対し、今週はローズステークス(G2)を1番人気の本命モンローウォークで完勝し、ついに重賞の勝ち星を挙げました。一方でセントライト記念(G2)は単勝50.6倍の伏兵が制し、AI・市場がともに推した人気馬は総崩れ——本命は2着に粘るのが精一杯。今週も“波乱と堅実”が同居した週末を、全レースの数字と新指数SI2・SI Maxの視点で振り返ります。

1. まず数字:単勝は29%に改善、複勝も堅実

全体では単勝29.2%・複勝54.2%。前週末(9/5-6)の単勝25.0%から単勝的中率が改善し、本命が勝ち切る場面が増えました。注目度の高い重賞・オープン特別に絞ると、複勝は62.5%と高水準です。

先週末(9/12-13)JRAの単勝・複勝的中率
先週末(9/12-13)JRAの的中率。全48鞍で単勝29.2%・複勝54.2%。重賞・オープン特別8鞍でも複勝62.5%、そして重賞ローズS(G2)を本命で完勝した。
対象レース数単勝的中率複勝的中率
(本命が3着内)
全レース4829.2%54.2%
重賞・オープン特別825.0%62.5%
補足:先々週・先週と「本命は複勝圏に来るのに勝ち切れない」重賞が続いていました。今週はローズS(G2)で1番人気の本命が完勝し、その連鎖を止めた点が最大のトピックです。

2. 重賞2鞍で待望の1勝・2連対

先週末の重賞はG2が2鞍。ローズSは本命が勝利、セントライト記念は本命が2着と、2鞍とも本命が馬券圏内に好走し、うち1鞍を勝ち切りました。

レース当社の本命(人気)着順勝ち馬(人気)
ローズS(G2)モンローウォーク(1人気)1着モンローウォーク(1人気)
セントライト記念(G2)サヴォアフェール(2人気)2着ジャスティンシカゴ(12人気)

3. ケース1:ローズS(G2)― 1番人気の本命が完勝

9月13日、阪神・芝1800mのローズステークス。当社の本命は7番モンローウォーク(戸崎圭太騎手、単勝1.9倍・1番人気、AI指数24%)。レースは危なげなく差し切り、本命が完勝しました。前週まで重賞は「本命が来るのに勝てない」が続きましたが、ここは指数・人気がともに支持した1頭がしっかり結果を出しました。もっとも2・3着には当社評価の低い伏兵(予想6・7位)が入り、ワイドや三連系は難解——それでも単勝・複勝は完璧に的中しています。

着順馬番馬名人気(単勝)当社予想
17モンローウォーク1人気(1.9)予想1位(本命)
22エンネ3人気(5.9)予想6位
36イクシード2人気(5.3)予想7位
読みどころ:本命の単勝・複勝は的中。相手は人気薄が台頭したため、勝ち馬から手広く流す三連複・ワイドが噛み合う、配当妙味のある一戦でした。

4. ケース2:セントライト記念(G2)― 単勝50倍の伏兵、本命は2着

9月13日、中山・芝2200mのセントライト記念(稍重)。当社の本命は6番サヴォアフェール(松山弘平騎手、単勝4.7倍・2番人気、AI指数12%)。結果は2着に好走したものの、勝ったのは単勝50.6倍・12番人気の7番ジャスティンシカゴ(当社予想13位)でした。AI・市場がともに上位に推した人気馬——武豊騎手のゴーイントゥスカイ(4.3倍→6着)、川田騎手のバステール(5.2倍→13着)などが軒並み崩れ、伏兵が突き抜ける典型的な波乱。本命は複勝圏を死守しましたが、勝ち馬はAI・人気の“盲点”でした。

着順馬番馬名人気(単勝)当社予想
17ジャスティンシカゴ12人気(50.6)予想13位
26サヴォアフェール2人気(4.7)予想1位(本命)
32アウダーシア6人気(11.6)予想10位

5. 勝ち馬はAI予想の何番手だったか

全48鞍で、勝ち馬が当社AIの本命(1位)だったのは14鞍=29%、上位3頭以内まで広げると27鞍=56%でした。裏を返せば、約4割はAIの上位評価を離れた伏兵の勝利。とくに終日が道悪だった中山で波乱が目立ち、3歳未勝利を単勝64.8倍(AI予想14位)のカーヴドヴァンが制すなど、荒れ馬場らしい決着が続きました。

勝ち馬がAI予想で何番手だったかの分布
勝ち馬がAI予想で何番手だったか(全48鞍)。本命的中は14鞍、AI上位3頭内に勝ち馬が入ったのは27鞍=56%。5位以下からの伏兵勝ちも16鞍あった。

6. 強かった点:下級条件で単勝を量産

今週の単勝14勝の大半は、実力差が出やすい新馬・未勝利・1勝クラスで積み上げたものです。妙味では中山2歳未勝利のアイファーマーリン(松岡騎手・単勝6.2倍)を本命から仕留めたのが光りました。断然人気に応えたショウナンバトレニ(1.3倍)やブレイクガール(1.4倍)など、人気馬の“順当勝ち”も的確に本命視。とくに阪神ダートでは本命の信頼度が高く、堅実に的中を重ねました。オープンでも竹田城Sは本命パシアンジャン(1人気)が勝ち、当社の対抗(予想2位)が2着で馬連まで的中しています。

7. 反省点:自信の本命が飛んだ道悪と断然人気

一方で、自信の本命が馬券圏外に沈んだレースもありました。今週最も指数の高かった本命——能勢特別のタンテドヴィーヴル(ルメール騎手・2.5倍・AI指数44%)はまさかの5着。阪神の2歳新馬では断然人気のキリマンジェロタフ(1.5倍)が6頭立て4着に敗れ、AI最下位評価の伏兵が勝つ波乱もありました。加えて中山は不良・稍重の荒れ馬場で、AI・人気ともに苦戦。指数が高くても、断然人気や道悪では取りこぼしが起きる——過信は禁物です。

8. 「勝ち切る力」を底上げする新指数SI2・SI Max

今週は重賞を勝ち切れたとはいえ、単勝29%・複勝54%にはまだ伸びしろがあります。この「あと一歩、勝ち切る力」を狙って設計したのが、当社の新指数SI2・SI Maxです。SI2は各馬の近走フォームや条件適性を、SI Maxはさらに前走の馬体重・上がり・脚質・調教師成績まで取り込みます。

全国約43万レースのウォークフォワード検証では、この上乗せが単勝的中率をSI 36.4%→SI Max 37.6%へ、勝ち馬をAIの上位3頭に入れる確率を69.0%→70.7%へ引き上げています。“堅実な複勝”を“勝ち切る単勝”へ近づける設計です。

SI・SI2・SI Maxの精度比較(全43万レース)
3つのAI指数の精度比較(全43万レースの検証)。単勝・複勝・「勝ち馬がAI上位3頭内」のいずれもSI<SI2<SI Maxの順に向上する。
指数単勝的中率複勝的中率
(本命が3着内)
勝ち馬がAI上位3頭内
SI36.4%68.5%69.0%
SI236.9%68.9%69.8%
SI Max37.6%69.5%70.7%
正直な注記:的中は単一週では大きくぶれます(今週は基本のSI Indexが重賞を勝ち切る好調な週でした)。新指数の強みは“1週”ではなく“43万レース”の積み重ねで表れるもの。各レースでSI・SI2・SI Maxを見比べ、評価が割れた馬を相手選びのヒントにするのがおすすめです。3指数の詳しい違いはこちらの解説記事をご覧ください。

9. 読者へのヒント

  • 重賞の勝ち切りは出た。ただし混戦の上級戦は“面”で。 セントライト記念は50倍の伏兵が勝つ波乱。人気が拮抗する重賞は、上位数頭で複勝圏を押さえる買い方が依然有効。
  • 本命-対抗がともに高評価なら単勝+馬連。 竹田城SはAI上位2頭で1-2着。指数1・2位が拮抗するレースは勝負どころ。
  • 断然人気でも過信しない。 1.5倍・AI指数44%の本命が飛ぶ例が今週も。相手を広げるのがリスク管理。
  • 道悪・荒れ馬場は割り引く。 今週の中山のように不良・稍重が続く開催は、指数・人気ともに信頼度が下がる。
  • 3指数の“ズレ”に注目。 SIとSI Maxで評価が割れる馬は相手選びのヒント。各レースの3指数はAI予想ページで確認できます。

Sprint Paddockでは、こうした週次の検証を毎週続け、指数の得意・不得意を包み隠さず数字で公開していきます。次週末のAI予想もAI予想ページからご確認ください。

※本記事は過去のレース結果とAI指数の検証を目的としたものであり、的中や利益を保証するものではありません。的中率は過去のウォークフォワード検証に基づく参考値です。馬券の購入は必ずご自身の判断・責任でお願いいたします。オッズ・着順等のデータは主催者発表を必ずご確認ください。